『日本の作家が語るボルヘスとわたし』

ボルヘスを直接語るのはなんだかコワイのである。『千夜一夜物語』や『ドン・キホーテ』を語るのはこわくはないのに、ボルヘスだと躊躇してしまう。
だからボルヘスの「周辺」をかたることでしか、(ボクは)ボルヘスを語れない。
だから明日、岩波書店から刊行される『日本の作家が語るボルヘスとわたし』を執筆する人はえらいと(ボクは)感じてしまう。よくボルヘスを語れたな、と。

『日本の作家が語るボルヘスとわたし』

明日、買いに行こうっと。


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